勉強するって、成長するって、何かな、って話。
「数学ガール」の感想を書こうと思ったら、自分の半生を振り返るような内容に。
まぁライフログだし、誰が読むわけでもないし、ということで、そのままにしておきます。
勉強の苦手感
高校でちょっとした進学校?に入学した。
周りがよくできるので、どんどん置いていかれる気がしていた。
友達に勉強を教えてもらって、その場ではわかるけど、ちょっと応用になると分からなかったり、試験が終わると知識が抜け落ちていってた。
全てがそんな感じだったから、なんというか、勉強したことも、すぐに掃いて捨てられていくような空虚な感じがあった。
当然周りに比べて文字どおり勉強不足、なことは否めなかったけれど、その日暮らしで知識を捨てていくような感覚になんとなく違和感があった。
大学
進学校からこぼれ落ちて、大学で出直そうとおもった。
学問の断片はつかめた。生来のなまけぐせがなかなか抜けないながらも泥臭く何かを掴もうとしていた。
特にプログラミングは自分の中で足がかりになるものだった。
思えば結城さんの本にはこのころからちょくちょく出会っていたのだけど、通り過ぎてしまっていた。
このころは、知識のつまみ食いで食い散らかしているような時期だった。
それでも少しづつ手応えが出てきて勉強が面白くなってきた、のだけど。
社会人
社会人になってお金も稼げるようになって、毎日楽しいことだらけ。
気がつけば勉強なんてしなくても生きていける、と、そんな気になっていた。
でも。このままでいいのかな~。となんとなく思ったり。
小さな自分をその日その日誇張しながら、張り詰めながら、生きてきた。
後輩たちも入ってくると、そんな誇張やごまかしは通じなくなって。
もはやちょっと面白いだけのオッさんに成り下がった僕がいた。
自分は何をやりたいのか、どんな風になりたいのか。
改めて考えて、精一杯試行錯誤している中「数学ガール 秘密のノート」に出会った。
そこにはあんなに覚えては次の試験の記憶容量を開けるように使い捨ててきた数学の本当の姿があった。
プログラムを書くように一つ一つ順番に思考し、少し疑問に思えば想像力を広げてその道を切り開く。いつのまにか以前切り開いた道と繋がっていく。その連鎖の面白みに僕は夢中になった。
もうすぐ既刊分は読み終わる。読み始めたころの自分が嘘のように視界は良好。もう1周する予定だけど、より加速をつけて、より自分を広げていけたらいいな。